CLÉCYではりんごジュースと併せて、ジャム用の果物も栽培しています。
今回はジャムの紹介ページもまとめて作りました。
ジャムについて知りたい方はconfitureへどうぞ!
confitureとは、フランス語でジャムのことです。
パンにのせて、アイスクリームにかけて、ヨーグルトに混ぜて、炭酸で割って。。。
自由に楽しんでもらえたら嬉しいです。
リンゴの紹介
シナノスイート
長野県で育種された中生種のリンゴです。シナノ三兄弟の次男(だそう)です。
ふじとつがるの交配種で平成8年に品種登録された比較的新しいりんごです。
赤い果皮のリンゴでジューシーさと甘さが特徴です。
ジュースの特徴
シナノスイートはそこまで貯蔵が効かないので、収穫後すぐに絞ります。
その名の通りジューシーで甘くて飲みやすいです。
リンゴの紹介
ふじ
1962年に品種登録されて以来、日本を代表するりんごです。
海外でも人気で、フランスのマルシェで売られているのを見たことがあります。
甘みと酸味のバランスが良く、蜜が入りやすく、香りもしっかりあります。貯蔵性も良いです。
サンふじのサンはお日様のことで、袋をかけずに日に当てて育てたふじということです。
ジュースの特徴
そんな王道のサンふじを完熟で収穫して、ほんの少しですが水分が抜けて味が濃くなるように、少しだけ置いてから絞ります。
これぞりんごジュースという味です。
リンゴの紹介
ニュータウンピピン
アメリカニューヨーク州原産のりんごで、1730年頃に実生から育成されました。
発見当初から「美味しいリンゴ」として評判だったそうです。
トーマス・ジェファーソンのお気に入りのリンゴで、駐フランス公使だった頃に「ニュータウンピピンほど美味しいリンゴはここ(フランス)では見当たらない」と言ったそうです。
後にイギリスに渡り、日本にも明治の初期に導入されています。
果皮は黄色、緑色、CLÉCYの畑のものは小ぶりで真っ赤(写真に写っています)、、、といろいろ存在するようです。
古いリンゴのため様々な系統や変異種があるのだと想像しています。
今ではアメリカ東海岸で伝統的なハードサイダー*の原料として名を馳せています。
(*フランスでリンゴの発砲性のお酒をシードルと言いますが、イギリスではサイダー、アメリカではハードサイダーと呼んでいるそうです。禁酒法の後、アメリカでサイダーはりんごジュースのことを指すようになったとか、ややこしいですね)
ジュースの特徴
甘味と酸味のバランスが良く、リンゴ味がしっかり感じられます。
果実をかじったときより、ジュースになったほうがそのおいしさが如実に現れて、いい意味で期待を裏切られたジュースです。
リンゴの紹介
バージニアクラブ
果実はとても小さく、果汁は甘酸っぱく、果皮に強い渋味があります。そのためジュースは甘さと酸味がしっかりとあり、そこに適度な渋みが加わります。
アメリカ・ヴァージニア州原産のリンゴで、300年以上の歴史があります。
りんご自体も美味しいのですが、ヴァージニアでは伝統的な地元の品種としてシードル醸造に使用しています。
アメリカの第3代大統領トーマスジェファーソンは特にこのりんごを気に入っており、私有のプランテーションで特別に栽培していました。
日本でも最近シードル(りんごのお酒)の原料として注目され始めています。
CLÉCYのりんご園では9年前から接木を繰り返し、失敗しながら苗を作り続け、とうとう十分に収穫ができるようになりました。
ジュースの特徴
上記の通り、しっかりした甘さと酸味があり、そこにほんのり渋みが感じられるので、複雑な味わいのりんごジュースです。
リンゴのフルボディ感が楽しめます。
リンゴの紹介
シナノレッド
8月後半頃に採れる赤味の強い早生のリンゴです。
酸味が強めですが、甘さとのバランスも良く、香りもあります。
ジェネバ(詳しくはジェネバ&和リンゴのジュース欄に記載しています)
カナダ原産の果肉の赤いリンゴです。
生食には向きませんが、花も葉っぱも赤く、多くは観賞用として利用されます。
果汁は少なく、酸味が強いです。
ジュースの特徴
同じ時期に採れるシナノレッドとジェネバとブレンドして、ピンク色に仕上げました。
ジェネバの酸味も緩和され、酸っぱいけれど、甘みもあって飲みやすいジュースです。
*写真右側のピンク色のジュースです。
リンゴの紹介
ジェネバ
1928年(昭和3年)野生種の実生から選抜され、カナダ・オンタリオ州の試験場で育種され、日本へは戦後になってから導入されました。
クラブアップルとしては大きく、赤い果肉が特徴で、ケベック州ではシードルロゼに使用されています。そんなシードルの味は僅かな苦味と爽やかな酸味、スパイシーで花や果実の複雑な香りをもつといわれています。
日本では、赤い花が咲くことからガーデニングに用いられています。絵本作家のターシャ・テューダも庭に植えていたエピソードがあります。
酸味が強いため生食には向かないですが、ジャムやジュース、フルーツソースにも最適です。
和リンゴ
中国原産で、日本には8世紀ごろに渡来したとされています。
明治の西洋りんごの導入によって廃れてしまいましたが、わずかな農家が栽培して、お盆のお供えなどとして、その伝統を残しています。
ジュースの特徴
酸味の強いジェネバと日本古来の和リンゴをブレンドすることにより、ほんのりジェネバの酸味を和らげ、リンゴ味の酸っぱいジュースに仕上がっています。
とうとう、リンゴジュースが6種類揃いました。
りんごジュースもそれぞれ紹介したいので新しいページを作りたいのですが、なかなか実力不足のため、ブログにりんごジュースのカテゴリーを設けました。
気になる方はこちらを参考にしてください。
澱(おり)について
りんごを絞った時に果汁に混ざる細かい粒子が、瓶詰めされて落ち着いてくると底に溜まってきます。
ストレート果汁の証ですが、リンゴの品種や絞る時期によって量に差が出るようです。
多いものも少ないものもよく振ってお飲みください。
CLÉCYの果物を加工してくれている加工所では、りんごジュースを作る際にリンゴの芯を全て取り除いてから絞ってくれています。とても手間と時間がかかっていますが、少しでも美味しい物を作りたいというポリシーを持って作ってくれています。
*加工時に変色を防ぐ酸化防止剤(ビタミンC)を使用しています。ご了承下さい。
2度目の登場のエルサルバドルですが、前回と違って中米では珍しいナチュラルのお豆です。
今回はエルサルバドル西方、肥沃な山岳地帯の一部にある農園カフェ・パカスのお豆です。
カフェ・パカスは親子で農園を運営されていて、非常にレベルの高い運営をしています。例えば、生豆は機械選別後にさらに人の目で欠点豆を取り除くプロセスを設けており、常に欠点豆ゼロを目標として掲げています。
そして、優れたコーヒーを栽培するだけではなく、様々なNPO、NGOと「より良いコミュニティの育成、暴力の根絶等」で協力し、社会開発プログラムを運営してきました。その一つとしてエルサルバドルの教育財団や国立農業学校とのパートナーシップを結び、従業員や地域コミュニティへの貢献も行っています。
味はストロベリーやマーマレードのような酸味があり、飲み心地がよく、ミルクチョコレートのような甘さの余韻があります。どの焙煎にも応えられる個性のある豆です。
インドカラディカン農園のお豆は終了しました。
秋の夜長に、休日の朝に、ゆっくり味わうのにぴったりだったと思います。
どの焙煎も少しづつドリップパックが作れそうなので、飲みそびれた!という方は店頭に並ぶのをお楽しみに。
コーヒー豆 CLÉCY
〒399-0706
長野県塩尻市広丘原新田214−6
Tel・Fax 0263-88-2290
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