次はパプアニューギニアです

久しぶりの登場です。

パプアニューギニア独立国は南太平洋にあるニューギニア島の東半分と周辺の島々からなります。地理的にはオセアニアですが、英連邦王国の加盟国で立憲君主制国家です。

今回は東部山岳地帯のオカパ地区のコーヒーです。1930年代にジャマイカから植林されたのが始まりと言われています。
この地区は標高が2000mを超えるため寒暖差が厳しく、またコーヒー栽培に最適な火山性土壌を持っています。年間降水量も2000mm以上など栽培に適した条件が整っています。そして平均樹齢が20〜25年近く、50年ほどの木もあります。
コーヒーの木は樹齢が高くなると結実するチェリーの数が少なくなるため、産地によっては収穫量を確保するため、ある程度の年数で改植します。
しかし、樹齢の高い木は低い木と比べて1粒あたりの糖度が高くなる傾向があるため、オカパ地区の豆は独特のサトウキビのような甘さを持ち、味の複雑なカップとなります。
全体にバランスの取れた深みのあるボディ、甘みや酸味が凝縮されたコーヒーです。

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